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ウィステリア城 主の部屋

な、なんだか主というと偉そうに聞こえますが、 ごくごく平凡な人間のごくごく普通の日記…のはず。
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【読書感想】白鳥異伝(上)(下)

ネタバレありなので、これから読もうと思ってるかたはお気をつけください。

白鳥異伝は空色勾玉の続編です。

初めて出会った荻原規子さんの作品は「西の善き魔女」で、当時はフィリエルとルーンの冒険にドキドキしました。
荻原規子さんの…とは言え私が見たのはアニメで、荻原さんが書いた小説でも無ければ、それを元にした漫画ですら無かったんだけど。

初めての出会いからだいぶ時間が経ちましたが去年、確か源氏物語を荻原さんが翻訳したのを読んで、その文体の読みやすさに「あ、読みやすい!」と思って、荻原さんオリジナルの空色勾玉も読んでみました。

大学時代の友達が好きと言ってたような…と思いつつ空色勾玉を読み、その完成度の高い古代日本ファンタジーにときめき、引き続き白鳥異伝を読みました。
すごく面白い。中学生の時の自分にプレゼントしてあげたい。
↑本に飢えてた子供時代

この白鳥異伝の主人公、遠子が、なんともフィリエルっぽい。
そしてその遠子の幼馴染で、遠子にとって重要人物になる小倶那が、なんともルーンっぽい。
特に人と神、大人と子供、男と女の合間を不安定に揺れてるような危うさがルーンっぽいんです。
それが彼の魅力になってしまうんだから、荻原さんの描き方が上手いんだろうなぁと思います。

フィリエルとルーンのうすらぼんやりとした記憶がチラチラと蘇りながら読み進めた白鳥異伝。

小倶那は神の力を持つ剣に取り憑かれて、自分の意に反して各地で人の命を奪っていきます。
遠子は小倶那が残酷な人間になってしまったと誤解して「自分が彼を殺さなければ」と追いかけるんです。

遠子、貴方小倶那の事好きなんでしょ!色んな場面で小倶那が気になって仕方ないという気持ちが伝わってくるのに、何で自分では気付かないかな!とヤキモキしながら読み…

船の上で小倶那と再会したあと遠子がその場から逃げ出してしまい、今度は小倶那が遠子を探しに行く場面では、もー、やっと皇子様が王子様らしい事やってるよ…と思いました。

二人の再会シーンなんてキュンキュンですよ。
二人とも何かとそれぞれ別の人達に言い寄られるけど、遠子には小倶那しかいなくて、小倶那には遠子しかいない、だから小倶那が遠子を迎えに来ない選択肢は無かったんだと思う。

この特別感、いいなぁ。

しかし遠子と小倶那に付き合う菅流、良い人だ…
菅流と象子の後日談を読みたいと思えるくらい魅力的なキャラクターでした。

小倶那は母親に溺愛されて、母親も自分と小倶那の境目が分からないほど小倶那を支配してしまってたんですが、息子を愛しすぎて祟り神のようになってしまった母親の描き方も上手いなぁと思いました。こんな強烈な姑は嫌だ。

しかし周りを見ても、自分と子供の境目が分かってない母親は毒だと思う。
子供の問題なのにまるで自分の事のように心配してコントロールしようとしたり、自分が子供の代わりにやってあげたり。
そんなのは分かりやすいダメ母行為だよね…
小さな子供でも成長の機会を奪う事だからどうかなと思うんだけど、成人した子供にもこういう事を普通にやってしまう親がいるんですよね。子供もしめしめとおんぶに抱っこされてたりする。

実家にもいました。
あれは親子共にきちんと自立してる人達が見るとだいぶ見っともない。でも本人たちは気付いてない。
親の愛もほどほどに。

あ、そろそろ寝ないと。


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事実は小説よりも奇なり

長い間はまっている平安文化と平安文学。最近、更に萌えてます。 
今回はその萌えポイントをお伝えしたく日記を書きました。 
どうぞ学生時代に戻った気分でお読みください。 
中高生に毛が生えた程度の私の知識ですが(私より詳しい人は沢山いるでしょうが)、お楽しみいただければ幸いです。 

ではでは。 
藤咲紫亜の歴史と古典の授業の始まり始まり~ 




「なにしをはば いざこととはむ みやこどり わがおもうひとは ありやなしやと」 
(都鳥という名前ならば、さあ尋ねましょう。都にいる私の愛しい人は無事でいるのかと) 

この歌は、平安初期に作られた伊勢物語という作品の中の歌です。 
伊勢物語は在原業平(ありわらのなりひら)と言う人が主人公と言われています。 

在原業平は両親ともに天皇の子孫で、血筋で言えば非常に高貴な男性です。 
「うたこい」という漫画の主人公ですよね。 
この人、「うたこい」での扱いでもそうですが、なかなか面白い境遇と個性の持ち主なんです。 

お勉強は得意じゃないが歌の才能はピカイチの平安時代のモテ男。 
何千人の女性と関係を持った超イケメンという説もありますよね。 

在原業平は桓武天皇の直系の曾孫です。 
何故それほどまで血統に恵まれた彼が親王(皇子)ですらないかというと、彼の父が政争に負けた歴史があるからです。 

■時代を遡って見てみましょう。 
桓武天皇や業平の系譜を考える前に、もっと昔のこともちらっと覗いてみましょう。 

日本の三賢人は誰か?という話題で必ず名前が出るのが、聖徳太子ですよね。 

時は平安より更に昔の飛鳥時代。 
豪族達による血生臭い政争の末、西暦593年、女性の推古天皇が即位しました。 
推古天皇は、自分の甥である厩戸皇子(聖徳太子)を皇太子とし、政治を任せました。 
聖徳太子は、推古天皇にとっては同母兄(用明天皇)と異母妹の間の子供です。 
……異母とは言え兄妹で結婚しちゃってた日本の皇族達。 

その推古天皇が崩御した後、二人の皇子が天皇候補に挙がりました。 
一人は聖徳太子の息子(とされる人)。 
もう一人は、推古天皇の夫・敏達天皇が推古天皇以外の妃達との間にもうけていた異母兄妹、その間に生まれた田村皇子です(ここでも異母兄妹を両親に持つ皇子が…)。 

人気があったのはやはり聖徳太子の息子で、聖徳太子は蘇我氏の血筋でした。 
しかし当時政治の実権を握っていた蘇我蝦夷は(聖徳太子の息子の有能さを嫌ってか)皇族として本流である敏達天皇の孫である田村皇子を天皇に据えました。 
これが舒明天皇(在位629-641年)です。 

舒明天皇の時代、政治の実権を握っていたのは蘇我蝦夷。 
舒明天皇自体はそう有名ではありませんが、舒明天皇の家族には日本史で一目置かれる人が続々と現れます。 

舒明天皇の有名な家族その1、奥さん。父は舒明天皇の異母兄、母は欽明天皇の孫娘(舒明天皇にとっては従妹)という天皇家の血を濃く受け継ぐ人でした。ざっくり言って姪っ子をお嫁さんにしたという事ですけど。 
この女性は、夫・舒明天皇の死後に皇極天皇として即位します。 
舒明天皇が崩御した時、皇極天皇は二人の皇子と一人の皇女の母でしたが、継嗣となる皇子が定まらなかったらしい。 
皇極天皇時代(642-645年)は、相変わらず政治は蘇我蝦夷とその息子の蘇我入鹿に牛耳られていました。 
入鹿は蘇我氏の命令を聞きそうな皇子を天皇にしようと画策し、その邪魔になる聖徳太子の息子を一族揃っての自殺に追い込みました(643年)。どうも、蘇我氏が握っている政治の実権を天皇の手中に取り戻そうとする動きもあったとか。 
でも蝦夷は入鹿に激怒。 
人望の厚い聖徳太子の一族を根絶やしにすれば、周りから激しい恨みを買うと分かってたんでしょうね。 
この事件で、有能な聖徳太子の血筋は絶え、蘇我氏を抑えられる人がいなくなってしまいました。 

さて皇極天皇の在位最後の年、645年。 
日本史では有名な語呂合わせの年ですね。 
ムシゴロシです。 

ここで出てくる舒明天皇の有名なご家族その2、中大兄皇子(息子)。のちの天智天皇ですね。 
西暦645年、舒明天皇・皇極天皇の息子の中大兄皇子(19歳)と、その親友・中臣鎌足(34歳)が中心となり、蘇我入鹿を討ちました。 
翌日に蘇我蝦夷は自害。 

このクーデターの成功後、皇極天皇は直ちに中大兄皇子に譲位しようとしたものの辞退され、二歳下の弟へ譲位。 
孝徳天皇の時代の始まりです。 
中大兄皇子は皇太子となり、政治の刷新を行いました。これが大化の改新。 
豪族が力を持っていた時代から、皇族が力を持つ時代へ。 


長くなりそうなので、ひとまずここまで。 
本題がまだまだ遠い…いや私の最大の萌えポイントはあくまで平安時代なのです。 
続きが書けたらまた後日。

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愛、叫ばせてください。

長引いた風邪がやっと治ってきました。
まだ咳はほんの少し出るものの、完治に近い状態です。

ここ一週間ほどでしょうか、何年かぶりにRPGにはまってます。
「テイルズ・オブ・グレイセスf」に!

シンフォニア以来のはまりっぷりです。
RPG好きな人は「FF派」「ドラクエ派」とかに分かれるらしいですが、私はゲームを始めた中学時代からずっとテイルズ派です。

ファンタジア、デスティニー、エターニア、リバース、デスティニー2、シンフォニア、ジ・アビス、レジェンディアを遊んできて、その中でお気に入り第1位はエターニア、第2位はシンフォニアだったんです。
もう何年も変わらないランキングだったんですが…現時点でグレイセスfはエターニアの次に面白いです。
もしかしたらエターニアに並ぶかも…と思うくらい面白い。

でも残念ながら、周りにグレイセスfについて熱く語り合える人が居ない!
…ので、ここで思い切りグレイセスf愛を叫びたいと思って日記を書いてます(←)

萌えのままにおおいにネタバレしますので、プレイ予定のかたは見ないほうがいいかもです。



























よろしいですね?




















では…………………コホン。




「アスベル、大好きですー!!」
……ここまで主人公に惚れるテイルズがあったでしょうか、否ない(私がプレイした中では)。
恋人にするには、カイルはお子様だし、ルークは性格悪いし(改善後は少し株が上がりますけど)、リッドは野生児だし、ヴェイグはクレアへの重い愛にひいてしまって(道の途中でスキットを開くたびにクレアクレア流れてきた気がする)、クレスは少しだけときめいた気がしますけど…
シンフォニアの主人公(ロイド)にいたっては、完全に友達として傍に居たいタイプでした。
ちょうど親友のジーニアスみたいな位置から見守っていたいタイプの男の子です。

そして最近気付いた事なんですけど、どうも私、王子キャラよりも騎士キャラが好きなんです。
リオンとかね、たまりませんね。

アスベルは、「騎士キャラ」「性格良し」「顔が可愛い系」「どことなく大人(これは騎士キャラに起因するのかも)」という私のツボがとことん押さえられてるキャラで…きゅんきゅんしまくってます。
もうね、ヒロインのシェリアが羨ましいんです…!

テイルズって、「ヒロインが母親で主人公が子供」みたいな雰囲気の作品が多いような気がするんですけど、グレイセスfはパーティを家族にたとえると「ヒロインが母親で主人公が父親」なんです。
ソフィという幼い不思議少女(仲間キャラ)が居て、その子を庇護する者として主人公とヒロインが居て、そんな関係になっていく描き方もナチュラルで、すっと物語に溶け込めちゃうんです。

さっきもスキットで、ソフィが何故風と水は安全で火は危ないのかと聞いたのですが、
「はいパパ説明して!」とパスカル(仲間キャラ)がアスベルに話を振って、
「俺!?…うーん、そうだなぁ…ママはどう思う?」
と返したアスベルに笑いました。
パパ=自分という図式にすっかり馴染んでる(笑)。
そしてママって。それはシェリアもドキっとしちゃいますよー!

この二人、見ていてもどかしいんです。
シェリアは周囲にバレバレなほどアスベルを意識してるのに肝心のアスベルだけが鈍感で気付いてないんです。あ、ソフィも気付いてないか…。
誰彼かまわずツンツンしっぱなしの弟(ヒューバート)の横で、「うちの弟がご迷惑をかけて」と大人の気配りをかかさないアスベルなのに、恋愛ごとはとことん弱いみたいですね。
でも女の子慣れしてたら、きっとがっかりなんですけど(ゼロス2号かと)

ケンカの仲直り、とソフィにお互いの手を重ねられた時、二人してほっぺたを赤くしてじっと見つめ合っちゃったりして、画面の前の私はこらえきれずにクッションをバシバシ叩いちゃいました。
君にとどけか…!青春か…!
もう好きって言っちゃえばいいのにシェリア…!

あと、一人っ子のシェリアが兄弟姉妹が羨ましいと言ったら、
パスカル「これから兄弟ができる方法となると……」
シェリア「やだパスカル、そういう意味じゃないの!」
パスカル「え? ヒューバートじゃ嫌なの?」
という会話にもニヤニヤが止まりませんでした。
そうだよね、アスベルと結婚すればヒューバートという弟が…っ、うふふ。

そんなこんなで、プレイ中はちょくちょく青春の1ページが挟まれるので油断できません。

…はっ、アスベル・シェリアの萌えエピソードの話しかしてない気がする。
他にも戦闘は楽しいし、冒険におけるシステムとかが改善されてて、ストレス無くプレイできる良作品です。
まだ1周目の途中ですが、何周もしてしまいそう…。

今は雪国フェンデルに居るのですが、RPGあるあるですよね、雪国の町がどこかロシアっぽいの。
あ、民家にマトリョーシカが居ました。

「ザヴェート」という首都の名前は「ソヴィエト」から?と思うし、
「スニーク研究所」は「スニェク(ロシア語で『雪』)」から取ったのかなぁと…
兵士の服装もロシアっぽかったし…。
でもどことなくナチスっぽくもある。

これからどうなるのかとぐいぐい引きこまれるストーリーですが、そろそろ寝ないとなので今日は終了します。

おやすみなさい(●・ω・)ノ★。、::。.::・’

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引き続き療養中。

お久しぶりです。
最近は読書と執筆作業に主に時間を割いてます、藤咲です。

声活動の方は、応募はほとんどしていないのですが、ありがたいことに以前お手伝いさせていただいた企画様からちょこちょこと声をかけていただいたり、新しい企画で声をかけていただいたりして、ほそぼそ続けてます。
演技も相変わらず大好きなので、声をかけていただけるのは本当に嬉しいです。
ありがとうございますヾ(*・ω・)ノ

今はとにかく風邪を早く治そう私!
……そうです。治らないんです、風邪。
もうかれこれ3週間目でしょうか…
疲労とストレスが溜まっていってる自覚はあったんです。
意識してたっぷり休養を取ったほうがいいと危険信号を感じていたのに、あれがやりたいこれがやりたいこれもしなくてはと欲張った結果、見事に身体が壊れました。
先週は熱が上がって咳が止まらなくなって大量の鼻血は出るしもうボロボロだったんですけど、今週は咳だけが残っている感じで、あと一息で完治しそうなのです。
がしかし、こんな時に台風接近やら何やらで物凄く冷え込んでるんです。寒い。
こんな寒いのにずっと体調悪くてまだ衣替えしてなくて、布団も薄いし普段着も薄い(><)。

この日記を書き終わったら溜め込んでる家事と衣替えをしようかな。
その後は暖かい飲み物でも入れて、ゆっくり優雅に過ごしたい所です。

そういえば、サンホラのニューシングル発売されましたね…!
私としては、聖戦のイベリアやイドみたいな沢山のアーティストさんの歌を期待してたので、1曲目も2曲目もRevoさんの歌で、正直な話、最初はガッカリしました(汗)。
いや…Revoさんの歌声はリンホラで十分であってサンホラにはあまり求めてないんだけれど…と。
でも何度か聞くうちにRevoさんの歌声が癖になってきて、今では1曲目と2曲目ばかりヘビロテしてます。

でも何度聞いても

♪あーの行列にーついーてーゆけばたどり「とぅ」け~る~だろーか~

に聞こえます、すいません陛下ヾ(・ω・`;)ノ

街中でリンホラやサンホラの曲を耳にすることが増えて、すっかり有名になってしまったなァ…と嬉しいような寂しいような気分になる今日この頃。
でもRevoさんが実はドジっ子で、何かやらかしてしまうたびファンに萌え萌えされているというのは前からのファンしか知らないことだと思うわ!(←)

そうそう、1曲目の「星の綺麗な夜」で殺されてしまうお兄さんの設定って、Romanの「呪われし宝玉」のお兄さんを思い出させますよね。
あ、どうでもいい話ですが、ライブでのRevoさんの役柄の中では個人的にイヴェールが一番萌えます(編み上げベスト…!あと髪をまとめてるリボン/笑)
Moiraのエレフもかっこいいなぁと思うんですけど、子役さん達や栗林さんが居るから輝きが増して見える部分もある気がします。
単体で見ればイヴェールの方が…いや本当にどうでもいい話ですけれど。

さて、そろそろ怠けてないで家事します。

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コツコツ。

お久しぶりです。

最近は、自分のやるべきことが分からない…という状態に時々なってます。
やりたいことは次々に出てくるんです。

でも、かかるだろう時間を考えて尻込みしてしまうという。
これも悪い癖です。

中学の頃、私は先生の手を物凄く焼かせる生徒で、まともに授業を聞いてもいなければノートも取ってませんでした。
宿題もやってこないタイプで、うちの学校の場合、さぼればさぼるほど溜まっていくシステムだったんです。
例えば「1日漢字1ページ」。
今考えても非効率的な勉強の代表たるものに思えちゃったりもするんだけど(人それぞれ、暗記しやすい方法は違うんだから…)。
大体、1ページの文字数も指定せずに(好きな文字数でOK)何が1日1ページだと思ったもんです。

それを、学期末に清算しなきゃいけないんですね。
「藤咲さんは漢字を53ページ書いてきてください」とか言われます。
試しに6行のノートの1行を書いてみる…………………3分かかった。
ということは、1ページにかかる時間は18分。
ということは、53ページ書くのにかかる時間は954分=15.9時間(約16時間)。

私の場合、漢字は3回ほど「必要と思って使う」と覚えるもので「書く」だけじゃ何度やっても覚えないんです。
結局覚えないのに、16時間も漢字を延々と書き続ける。
ほら、時間の無駄使いに思えてきません?

何のための宿題(勉強)だって話ですよ。

『スキルを上げるため』
それが第一でしょう?
『約束を守る癖をつけるため』
それが第二(もしかしたら第一)にあるのかもしれないけど、スキルアップの(この場合漢字を記憶する)方法について相談も了承も一切ない一方的な約束を守れ、守らなければペナルティだと脅してくるのがまずおかしいと思うんです。
『協調性を身につけるため』
『毎日コツコツ勉強する癖をつけるため』
「1日漢字1ページの理由」はそんな所でしょうか。

私は、結果を出さなきゃ意味が無いと思ってたし、何とか結果を出せたから今の私が在ると思ってます。
その「結果を出す」過程において、「1日漢字1ページ」というのはマイナスにしか働かなかったっていうか…
本当に、貴重な時間を奪われたという感覚しかなくて、その時間があればもっと効率的に勉強をして成績をあげれたかもしれないのにな、と残念に思うんです。

でも結果(学問の知識)を求められるのは、高校入試や大学入試などの学問関係の試験だけなんですよね。

協調性を身につける。
毎日コツコツやる癖をつける。
誰かが(効率関係なく)勝手に決めたことでも文句を言わずにこなせるようになる。

そういうのこそ、社会が求めてるスキルなんです。
私が昔から嫌ってたのはそういう生々しい大人の世界の匂いかもしれない。
そしてそういう卑怯で浅はかな大人達の洗脳というか作戦にまるで気付いてないような顔で同級生達が毎日「漢字を書いてください」と言ってくるのが、大人にまんまと乗せられてる子供のようで嫌でした。

学問の世界と一般社会、どちらがシビアに「正しいことを考える能力」を求められるかと問われれば、それは学問の世界だと思います。そりゃもうビシバシ鍛えられてきましたとも。
馴れ合いと権力の関係で、社会に居る人間は立場によっては「間違い」が許される。
その辺りが学問の世界と違って甘いんです。
試験と同じように、「間違い」は立場に関係なく×を貰うべきなのに。
なーんかそういう空気が、国会の「考え方」まで歪ませてる気がする。
『結果こそ全てなんて間違い、その過程が大事』という言葉に、大人は甘えちゃダメでしょう。

「1日漢字1ページ」は、「社会にとって都合の良い人間を作るため」じゃなくて、先生達が心から「今から理不尽で間違いだらけの社会に慣れる訓練をしておかなければ、後々辛いことになる(そしてそれで漢字を覚えられればラッキー)」と私達を思いやって課していたものかもしれません。
だったとしても、貴重な子供時代の時間を潰しまくってまで教えるべき価値観なのかは疑問が残るけど。

……あ、でも今、苦労してることが一つだけあるんです。
「コツコツ」ができないこと。
んー…漢字を毎日書いてれば違ったのかな。
でもこれは面倒というか、『これからかかる時間』の長さが大体分かると怖くなってしまうというものなんですよね。
時を徒に進めるのが怖くて踏み出せない。
でも実は躊躇してる時間のほうが実は長かったりして……?(←)

ああっ、何か文句だらけの日記になってしまいました。久しぶりなのに。
近いうちに楽しい日記を書こう。

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